.\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1998 Atsushi Ito .\" all rights reserved. .\" Translated Tue Sep 8 10:03:01 JST 1998 .\" by Atsushi Ito .\" .\"WORD: channels チャネル .\" .TH LSDEV 8 "1998-05-31" "3rd Release" "Linux System Manual" .SH 名前 lsdev \- 組み込まれているハードウェアに関する情報を表示する .SH 書式 .B lsdev .SH 説明 .B lsdev は、 .B /proc ディレクトリの .B interrupts, .B ioports, .B dma ファイルから、コンピュータに組み込まれているハードウェアの情報を集める。これに より、各ハードウェアが使用する I/O アドレス、IRQ チャネル、DMA チャネルの quick overview を提供する。 .SH オプション なし。 .SH ファイル .TP .BI /proc/interrupts IRQ チャネル。 .TP .BI /proc/ioports I/O メモリアドレス。 .TP .BI /proc/dma DMA チャネル。 .SH バグ .B lsdev は、調査対象である 3 つのファイルの中でどの行が 1 つの同じデバイスを参照してい るかを、常に理解できるわけではない。これらのファイルが時々、同一のハードウェア に対して、それぞれ異なる名称を用いるためである。例えば、いくつかのカーネルにお いてキーボードは、 .B /proc/ioports では `kbd' で参照されるが、 .B /proc/interrupts では `keyboard' となっている。 これは .B lsdev ではなく、(この特定の例のように) カーネルで対処されるべきである。 それでも lsdev は、デバイス名から後続のスペースや開き括弧以降の文字列を取り除 いて、なんとか各行を一致させようとする。そのため例えば、 .B /proc/interrupts の `serial' 行は .B /proc/ioports の `serial(set)' 行と一致することになる。 この DWIM な試みは、それ自体がバグだとみなされるかもしれない。 (訳注: DWIM とは Do What I Mean の略で、「おかしな入力が与えられたときに、意図 された結果を推測する能力があること(たまに正しく推測する場合もある)」を意味する 。詳細は Jargon File を参照のこと。) このプログラムは、どのようなハードウェアがあるかに関するカーネルの .BI 知識 を表示するだけであり、実際に何が物理的に存在するかを示すものではない。 .SH 関連項目 procinfo(8). .SH 著者 Sander van Malssen