DH_INSTALLDEBCONF(1) | Debhelper | DH_INSTALLDEBCONF(1) |
名前¶
dh_installdebconf - ビルドディレクトリの debconf が使うファイルをインストールする
書式¶
dh_installdebconf [debhelper options] [-n] [-- params]
説明¶
dh_installdebconf は、debconf により使われるファイルをパッケージビルドディレクトリへインストールする役割を持つ debhelper プログラムです。
It also automatically generates the postrm commands needed to interface with debconf. The commands are added to the maintainer scripts by dh_installdeb. See dh_installdeb(1) for an explanation of how that works.
debconf を使うと、パッケージは debconf に対して依存するという事に注意してください (本プログラムにより ${misc:Depends} へ依存関係の追加が行われます)。
dpkg により設定用スクリプトが呼び出されることになりますが、postinst ファイルには debconf の confmodule を含める必要があることに注意してください。dh_installdebconf はこの作業を postinst へ自動的に挿入しません。というのも、これを自動的に正しく行うのは非常に難しいからです。
ファイル¶
- debian/package.config
- これはdebconfの config
スクリプトです。パッケージビルドディレクトリ以下にある
DEBIAN
ディレクトリにインストールされます。
本スクリプト内に記載されている #DEBHELPER# という文言は他の debhelper コマンドにより生成されたシェルスクリプトのスニペットによって置き換えられます。
- debian/package.templates
- これは debconf の templates ファイルです。パッケージビルドディレクトリの DEBIAN ディレクトリ以下にインストールされます。
- debian/po/
- もしこのディレクトリが存在すれば、このプログラムは自動的に
po2debconf(1)
を呼び出し、このディレクトリ以下にある翻訳されたファイルを含む結合された
debconf
テンプレートファイルを生成します。
これが動作する為には、po-debconf に関するビルド依存の指定がパッケージに必要です。
オプション¶
- -n, --no-scripts
- postrm ファイルの変更を行いません。
- -- params
- po2debconf へパラメータを引き渡します。
参照¶
debhelper(7)
このプログラムは debhelper の一部です。
作者¶
Joey Hess <joeyh@debian.org>
2019-09-14 | 12.6 |