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ROMKAN_INIT(3) Library Functions Manual ROMKAN_INIT(3)

名称

romkan_init()  ローマ字かな変換初期処理

形式

#include  <wnn/rk_spcl_val.h>
int romkan_init(pathname, delete, chmflg, keyin, bytcntfn)
char *pathname, chmflg;
letter delete, (*keyin)();
int (*bytcntfn)();

機能説明

romkan_init は、モード定義表(mode(4_JT) を参照) を読み込んで、ローマ字かな 変換の初期処理を行う。モード定義表は、pathname によって、そのファイル名、 または、ディレクトリ・パス名が示される。ディレクトリ・パス名のときには、 そのディレクトリの下の "mode" をそのファイル名とする。 この関数を呼んだ後、romkan_getc(3J_T) を呼ぶと、順次、変換結果を得ることが できる。

delete は、DELETE として使用するキャラクタコード (romkan_getc を参照) を指 定する。 chmflg は、ローマ字仮名変換モードが変更された際、変換文字入力関数 romkan_getc がモード変換コードを返すようにする場合0以外を指定する。 keyin は、文字入力関数の名前である。keyin は unsigned int 型で、引数はなく 入力文字をバイトごとに返すようにする。 bytcntfn は2バイト文字評価関数の名前で、入力文字を指す char 型ポインタの 引数を伴って呼び出す。bytcntfn は、引数が指す1バイトを見て、それが2バイ ト文字を構成するコードであれば 2、そうでなければ 1 を返すようにする。 bytcntfn にヌルを指定すると、UJIS半角カタカナコードを構成する0x8e, 0xa1〜fe を2バイト文字として評価する。 romkan_init は、正常終了時0を返す。変換表の読み込み中にエラーを検出すると1 を返すと共にエラーメッセージを stderr に出力する。 通常、romkan_init(pathname, 0x08 又は0x7f, 1又は0, keyin, 0)として呼ぶ。 romkan_init は、変換表の読み込み、モード初期設定後 romkan_clear(3_JT) を呼 んで変換用処理バッファの初期化を行う。

関連項目

romkan_getc(3J_T), romkan_next(3J_T), romkan_clear(3J_T), romkan_dispmode(3J_T), romkan_ungetc(3J_T), 2A_CTRL(4_JT), 2B_ROMKANA(4_JT)
11 October 1991