.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.48.3. .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" translated for 1.4.19, 2022-05-01 .\" .TH M4 1 2021/05 "GNU M4 1.4.19" ユーザーコマンド .SH 名前 m4 \- マクロプロセッサー .SH 書式 \fBm4\fP [\fI\,OPTION\/\fP]... [\fI\,FILE\/\fP]... .SH 説明 FILE 内のマクロを処理します。 FILE の指定がない、 あるいは `\-' が指定された場合、 標準入力から読み込みます。 .PP ロングオプション形式の必須または任意引数は、 ショートオプション形式でも必須または任意引数になります。 .SS 操作モード: .TP \fB\-\-help\fP このヘルプを表示して終了します。 .TP \fB\-\-version\fP バージョン情報を表示して終了します。 .TP \fB\-E\fP, \fB\-\-fatal\-warnings\fP 1 度目: 警告をエラーとします、 2 度目: 1 度目のエラー箇所で実行を停止します。 .TP \fB\-i\fP, \fB\-\-interactive\fP 出力をバッファーに残さず、中断しません。 .TP \fB\-P\fP, \fB\-\-prefix\-builtins\fP ビルトイン名の先頭に強制的に `m4_' をつけます。 .TP \fB\-Q\fP, \fB\-\-quiet\fP, \fB\-\-silent\fP ビルトインに対する警告メッセージをいくつか省略します。 .TP \fB\-\-warn\-macro\-sequence\fP[=\fI\,REGEXP\/\fP] マクロ定義が REGEXP に一致した場合に警告します。 .IP デフォルトは \e$\e({[^}]*}\e|[0\-9][0\-9]+\e) です。 .TP \fB\-W\fP, \fB\-\-word\-regexp\fP=\fI\,REGEXP\/\fP マクロ名の文法に REGEXP を用います。 .SS プリプロセッサー機能: .TP \fB\-D\fP, \fB\-\-define=NAME\fP[=\fI\,VALUE\/\fP] VALUE という値または空の値を持つ NAME を定義します。 .TP \fB\-I\fP, \fB\-\-include\fP=\fI\,DIRECTORY\/\fP インクルードパスに DIRECTORY を追加します。 .TP \fB\-s\fP, \fB\-\-synclines\fP `#line NUM "FILE"' 行を生成します。 .TP \fB\-U\fP, \fB\-\-undefine\fP=\fI\,NAME\/\fP NAME を未定義にします。 .SS 制限制御: .TP \fB\-g\fP, \fB\-\-gnu\fP \fB\-G\fP を上書きして GNU 拡張を再度有効にします。 .TP \fB\-G\fP, \fB\-\-traditional\fP GNU 拡張をすべて無効にします。 .TP \fB\-H\fP, \fB\-\-hashsize\fP=\fI\,PRIME\/\fP シンボルの検索ハッシュテーブルのサイズを設定します。 [デフォルト: 509] .TP \fB\-L\fP, \fB\-\-nesting\-limit\fP=\fI\,NUMBER\/\fP ネスト階層の制限を変更します。 0 を指定すると無制限です。[デフォルト: 0] .SS "凍結 (frozen) 状態のファイル:" .TP \fB\-F\fP, \fB\-\-freeze\-state\fP=\fI\,FILE\/\fP 処理の最後に FILE を凍結状態にします。 .TP \fB\-R\fP, \fB\-\-reload\-state\fP=\fI\,FILE\/\fP 処理の最初に FILE の凍結状態から再ロードします。 .SS デバッグ: .TP \fB\-d\fP, \fB\-\-debug\fP[=\fI\,FLAGS\/\fP] デバッグレベルを設定します (FLAGS には `aeq' を含みません)。 .TP \fB\-\-debugfile\fP[=\fI\,FILE\/\fP] デバッグおよびトレース出力を FILE にリダイレクトします (デフォルトは stderr、 空文字の場合は無視されます)。 .TP \fB\-l\fP, \fB\-\-arglength\fP=\fI\,NUM\/\fP マクロのトレースサイズを制限します。 .TP \fB\-t\fP, \fB\-\-trace\fP=\fI\,NAME\/\fP NAME が定義されているものとして、 これをトレースします。 .SS "FLAGS は以下のいずれか:" .TP a 実際の引数を表示します。 .TP c 情報の収集前後、呼び出し後を表示します。 .TP e 展開結果を表示します。 .TP f 現在の入力ファイル名を表示します。 .TP i 入力ファイルにおける変更を表示します。 .TP l 現在の入力行番号を表示します。 .TP p パス検索の結果を表示します。 .TP q a または e フラグを用いる場合に、 必要に応じて値をクォートで囲みます。 .TP t トレースがオンの時だけでなく、 マクロ呼び出しをすべてトレースします。 .TP x マクロ呼び出しの ID を追加します。 c フラグとともに用いると便利です。 .TP V 簡潔に上記フラグすべてを含める指定です。 .PP 環境変数 `M4PATH' はディレクトリを、 コロンで区切ったリストを指定しますが、 これが定義されている場合、 `\-I' の指定の後ろに追加されます。 .PP 終了ステータスは成功時が 0、 失敗時が 1、 凍結ファイルのバージョン不一致時が 63 です。 または m4exit マクロに値が設定されれば、 その値になります。 .SH 著者 Rene' Seindal .SH バグ報告 バグ報告は bug\-m4@gnu.org までお願いします。 .br GNU M4 home page: .br GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: .SH 著作権 Copyright \(co 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+: GNU GPL version 3 or later . .br This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law. .SH 関連項目 \fBm4\fP の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 \fBinfo\fP と \fBm4\fP の両プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド .IP \fBinfo m4\fP .PP を実行して完全なマニュアルを参照できます。