.\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Oct 14 06:25:22 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .\"WORD: promiscuous 無差別 .\" .\" $Id: pppoe-sniff.8,v 1.3 2002/04/09 17:28:38 dfs Exp $ .\" LIC: GPL .TH PPPOE-SNIFF 8 "3 July 2000" .\"" .UC 4 .SH 名前 pppoe-sniff \- ネットワーク上を流れる標準的でない PPPoE フレームを調査する .SH 書式 .B pppoe-sniff \fR[\fIoptions\fR] .SH 説明 \fBpppoe-sniff\fR は PPPoE PADR や session フレームと思われるものを待ち受け、 \fBpppoe(8)\fR を動作させるのに必要なその他のオプションを推定する。 DSL サービス提供業者の中には 標準的でない PPPoE フレームタイプを使っていると思われるものがあり、 Service-Name フィールドに適切な値を設定する必要がある。 多くの場合、DSL 提供業者からそれらの値を詮索するよりは、 接続の成功しているマシンから嗅ぎ出す方が簡単である。 \fBpppoe-sniff\fR を使うには、2 台のコンピュータ、DSL モデム、 (イーサーネットスイッチ\fIではない\fR) イーサーネットハブが必要である。 通常のように DSL モデムがコンピュータの イーサーネットカードに直接接続されている場合、 まず (イーサーネットカードに繋がっていた側を) イーサーネットハブの "uplink" ポートに接続する。 次に 2 台のコンピュータを通常のポートに接続する。 一方のコンピュータは、DSL サービス提供業者がサポートする OS 上で DSL サービス提供業者から提供されたソフトウェアを実行する。 もう一方のコンピュータは、Linux にして root でログインする。 Linux マシンは、イーサーネットインターフェースを 無差別 (promiscuous) モードにして、\fBpppoe-sniff\fR を実行する。 例えば、イーサーネットインターフェースが \fIeth0\fR の場合は、 以下のコマンドを実行する: .nf ifconfig eth0 promisc pppoe-sniff -I eth0 .fi もう一方のマシンは、通常通り DSL 接続を開始する。 少し時間が経過すると、 推奨される \fBPPPOE_EXTRA\fR の値を \fBpppoe-sniff\fR が表示する筈である。 この値を \fB/etc/ppp/pppoe.conf\fR に設定すること。 \fBPPPOE_EXTRA\fR に必要な特別な値を \fBpppoe-sniff\fR が表示した場合、 この値に ISP 名、DSL モデムの製造業者とモデル番号を添えて E メールで \fBpppoe@roaringpenguin.com\fR に送って下さい。 2 台のコンピュータを持たないユーザーのために、 この情報を集めて PPPoE のウェブページで提供する予定である。 \fBpppoe-sniff\fR が終了した場合 (または、ハングしたように思われて停止させた場合)、 以下のようにして無差別モードを解除するのを忘れないこと: .nf ifconfig eth0 -promisc .fi .SH オプション .TP .B \-I \fIinterface\fR \fB\-I\fR オプションは、使用するイーサーネットインターフェースを指定する。 Linux 上では、\fIeth0\fR や \fIeth1\fR が一般的である。 インターフェースは、\fBpppoe-sniff\fR を開始する前に 「アップ (起動)」して、無差別モードにしておかなければならない。 .TP .B \-V \fB\-V\fR オプションを指定すると、 \fBpppoe-sniff\fR はバージョン番号を表示して終了する。 .SH バグ \fBpppoe-sniff\fR は Linux 上でしか動作しない。 .SH 著者 \fBpppoe-sniff\fR は David F. Skoll によって作成された。 \fBpppoe\fR のホームページは \fIhttp://www.roaringpenguin.com/pppoe/\fR である。 .SH 関連項目 adsl-start(8), adsl-stop(8), adsl-connect(8), pppd(8), pppoe.conf(5), pppoe(8), adsl-setup(8), adsl-status(8), pppoe-server(8), pppoe-relay(8)