JL_OPEN(3) | Library Functions Manual | JL_OPEN(3) |
名称¶
jl_open() サーバとコネクションを張り環境をサーバ内に作る。
形式¶
#include "jllib.h" struct wnn_buf * jl_open(env_n, server_n, wnnrc_n, error_handler, message_handler, timeout) char *env_n; /* 環境名 */ char *server_n; /* サーバ名 */ char *wnnrc_n; /* wnnrcファイル名 */ int (*error_handler)(); /* エラー・ハンドラ */ int (*message_handler)(); /* メッセージ・ハンドラ */ int timeout; /* タイムアウト時間 */
機能¶
- 環境名
env_n、及び、サーバ名
server_n
で指定された環境を作り、
新しく変換バッファを作って返す。
server_n が null ポインタ、および、null 文字列の時は、 /etc/hosts に jserver という alias が定義されているホストを探 し、それに接続しようとする。それも書かれていない場合には、 unix domain の socket で接続しようとする。
環境名の環境を jserver 内に作る。初期化ファイル wnnrc が指定さ れた場合、環境の初期化ファイルとして用い、そのファイルの指定 (辞書指定、付属語ファイル指定、パラメータ指定)をその環境に対し て行なう。
指定された辞書ファイル、頻度ファイルが存在しない場合の処理を、 エラー・ハンドラ error_handler、メッセージ・ハンドラ message_handler で指定する。jl_dic_add を参照。
timeout(秒)以内に、サーバと接続できない場合は、接続を中断し異 常終了する。タイムアウトの設定のために、SIGALARM を使用してい る。timeout が 0 または、負の場合は、SIGALARM を使用しない。 js_connect を参照。
リターンバリュー¶
正常終了時には、バッファのポインタを返す。 異常終了時には NULL を返す。
使用上の注意¶
- タイムアウトには、SIGALARM を使用しているので、注意が必要である。 SIGALARM を使用しない場合には、timeout に 0 を設定しなければならない。
20 September 1991 |