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FABS(3) Linux Programmer's Manual FABS(3)

名前

fabs, fabsf, fabsl - 浮動小数点実数の絶対値

書式

#include <math.h>
double fabs(double x);
float fabsf(float x);
long double fabsl(long double x);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

fabsf(), fabsl():

_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE

説明

これらの関数は浮動小数点実数 x の絶対値を返す。

返り値

これらの関数は x の絶対値を返す。

x が NaN の場合、NaN が返される。

x が -0 の場合、+0 が返される。

x が負の無限大か正の無限大の場合、正の無限大が返される。

エラー

エラーは発生しない。

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

インターフェース 属性
fabs(), fabsf(), fabsl() Thread safety MT-Safe

準拠

C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。

関連項目

abs(3), cabs(3), ceil(3), floor(3), labs(3), rint(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2017-09-15