GETPT(3) | Linux Programmer's Manual | GETPT(3) |
名前¶
getpt - 新規の擬似端末マスタをオープンする
書式¶
#define _GNU_SOURCE /* feature_test_macros(7) 参照 */ #include <stdlib.h>
int getpt(void);
説明¶
getpt() は、新規の擬似端末デバイスをオープンし、このデバイスを参照するファイルディスクリプターを返す。 これは、 Linux システムにおいては、以下のように擬似端末多重デバイスをオープンするのと等価である。
open("/dev/ptmx", O_RDWR);
但し、 GNU C ライブラリを使用していても、擬似端末多重デバイスがどこか他の場所にあるシステムもある。
返り値¶
成功した場合、 getpt() はオープンしたファイルのディスクリプターを返す。 そうでない場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値がセットされる。
エラー¶
getpt() は open(2) で説明されている種々のエラーで失敗する可能性がある。
バージョン¶
getpt() は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。
属性¶
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
getpt() | Thread safety | MT-Safe |
準拠¶
getpt() は glibc 独自である。代わりに posix_openpt(3) を使用すること。
関連項目¶
grantpt(3), posix_openpt(3), ptsname(3), unlockpt(3), ptmx(4), pty(7)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2020-08-13 | GNU |