LOGB(3) | Linux Programmer's Manual | LOGB(3) |
名前¶
logb, logbf, logbl - 浮動小数点数の指数を取得する
書式¶
#include <math.h>
double logb(double x);
float logbf(float x);
long double logbl(long double x);
-lm でリンクする。
logb():
|| _XOPEN_SOURCE >= 500
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
logbf(), logbl():
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
説明¶
これらの関数は、 x の浮動小数点の内部表現から指数部を抽出し、浮動小数点数値として返す。 <float.h> で定義されている整数定数 FLT_RADIX は、システムの浮動小数点表現で使用されている基数を表す。 FLT_RADIX が 2 の場合、 logb(x) は floor(log2(x)) と等しいが、後者の方がたぶん高速である。
x が非正規化数の場合、 logb() は x が正規化された場合の指数を返す。
返り値¶
成功すると、これらの関数は x の指数部を返す。
x が NaN の場合、NaN が返される。
x が 0 の場合、極エラー (pole error) が発生し、 各関数はそれぞれ -HUGE_VAL, -HUGE_VALF, -HUGE_VALL を返す。
x が負の無限大か正の無限大の場合、正の無限大が返される。
エラー¶
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 極エラー (pole error): x が 0 である
- 0 による除算 (divide-by-zero) 浮動小数点例外 (FE_DIVBYZERO) が上がる。
これらの関数は errno を設定しない。
属性¶
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
logb(), logbf(), logbl() | Thread safety | MT-Safe |
準拠¶
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
関連項目¶
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2017-09-15 |