- bullseye 13.3.4
- bullseye-backports 13.11.1~bpo11+1
- testing 13.11.3
- unstable 13.11.4
DH_INSTALLEMACSEN(1) | Debhelper | DH_INSTALLEMACSEN(1) |
名前¶
dh_installemacsen - Emacsのアドオンパッケージを登録する
書式¶
dh_installemacsen [debhelper options] [-n] [--priority=n] [--flavor=foo]
説明¶
dh_installemacsen は、Debian emacsen-common パッケージに利用されるファイルをパッケージビルドディレクトリへインストールする役目の debhelper プログラムです。
パッケージを Emacs アドオンパッケージとして登録するのに必要な postinst, prerm, prerm を自動的に生成します。dh_installdeb によって、コマンドがメンテナスクリプトに追加されます。どのように動作するかについては、dh_installdeb(1) を参照ください。
ファイル¶
- debian/package.emacsen-compat
- パッケージビルドディレクトリ内の usr/lib/emacsen-common/packages/compat/package へインストールされます。
- debian/package.emacsen-install
- パッケージビルドディレクトリ内の usr/lib/emacsen-common/packages/install/package へインストールされます。
- debian/package.emacsen-remove
- パッケージビルドディレクトリ内の usr/lib/emacsen-common/packages/remove/package へインストールされます。
- debian/package.emacsen-startup
- パッケージビルドディレクトリの etc/emacs/site-start.d/50package.el へインストールします。優先順位を 50 以外を指定するには --priority を使います。
オプション¶
- -n, --no-scripts
- postinst/prerm を変更しません。
- --priority=n
- site-start.d ファイルに関して優先順位を指定します。デフォルトは 50 です。
- --flavor=foo
- インストール予定の site-start.d ファイルの形式を設定します。デフォルトは emacs で、他に xemacs と emacs20 形式が存在します。
付記¶
このコマンドは複数回実行しても安全なコマンドではありません。このコマンドを複数回呼び出す際には必ず間に dh_prep(1) を挿入してください。さもないと、メンテナスクリプト中に同じ内容のコードを繰り返し挿入してしまいます。
参照¶
debhelper(7) "usr/share/doc/emacsen-common/debian-emacs-policy.gz"
このプログラムは debhelper の一部です。
作者¶
Joey Hess <joeyh@debian.org>
2021-03-06 | 13.3.4 |