LOCALECONV(3) | Linux Programmer's Manual | LOCALECONV(3) |
名前¶
localeconv - 数値に関する書式情報を得る
書式¶
#include <locale.h> struct lconv *localeconv(void);
説明¶
localeconv() 関数は、現在のロケール情報を表す struct lconv へのポインターを返す。 この構造体は locale(7) で説明されており、ロケールカテゴリー LC_NUMERIC と LC_MONETARY に関連するすべての値を含んでいる。 この関数を用いるプログラムは、おそらく同時に printf(3) や strfmon(3) のような関数も用いるだろう。 これらの関数は、現在使用されているロケールに従った動作をする。
返り値¶
localeconv() 関数は、情報が格納された struct lconv へのポインターを返す。 この構造体は静的に割り当てられる場合があり (glibc では「そうだ」)、後の呼び出しで上書きされる可能性がある。 POSIX では、呼び出し元はこの構造体の内容を変更すべきではないとされている。 localeconv() 関数は常に成功する。
属性¶
マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)¶
localeconv() 関数はスレッドセーフではない。この関数は、後の呼び出しで上書きされる可能性がある構造体へのポイントを返すからである。
準拠¶
C89, C99
バグ¶
printf(3) グループの関数は現在のロケールを反映するかもしれないし、 しないかもしれない。
関連項目¶
locale(1), localedef(1), isalpha(3), nl_langinfo(3), setlocale(3), strcoll(3), strftime(3), locale(7)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2013-06-21 | GNU |