SIN(3) | Linux Programmer's Manual | SIN(3) |
名前¶
sin, sinf, sinl - 正弦 (サイン) 関数
書式¶
#include <math.h> double sin(double x);
float sinf(float x);
long double sinl(long double x);
-lm でリンクする。
glibc
向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7) 参照):
sinf(), sinl():
or cc -std=c99
説明¶
sin() 関数は x の正弦 (サイン) の値を返す。 x はラジアン単位で指定する。
返り値¶
成功すると、これらの関数は x の正弦を返す。
x が NaN の場合、NaN が返される。
x が正の無限大か負の無限大の場合、 領域エラー (domain error) が発生し、NaN が返される。
エラー¶
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 領域エラー (domain error): x が無限大である
- errno に EDOM が設定される (「バグ」の節も参照)。 不正 (invalid) 浮動小数点例外 (FE_INVALID) が上がる。
属性¶
マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)¶
関数 sin(), sinf(), sinl() はスレッドセーフである。
準拠¶
C99, POSIX.1-2001. double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。
バグ¶
バージョン 2.10 より前の glibc の実装では、 領域エラーが発生した際に、 errno に EDOM が設定されなかった。
関連項目¶
acos(3), asin(3), atan(3), atan2(3), cos(3), csin(3), sincos(3), tan(3)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2013-12-16 |