Scroll to navigation

WCSNLEN(3) Linux Programmer's Manual WCSNLEN(3)

名前

wcsnlen - 固定長のワイド文字文字列の長さを求める

書式

#include <wchar.h>

size_t wcsnlen(const wchar_t *s, size_t maxlen);


glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

wcsncasecmp():

_XOPEN_SOURCE >= 700 || _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
_GNU_SOURCE

説明

wcsnlen() 関数は、 strnlen(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、s が指す文字列中のワイド文字の数を返すが、 返されるのはワイド文字で最大 maxlen 文字までである (このパラメーターはバイト数ではない点に注意)。 また、終端のヌルワイド文字 (L'\0') は含まない。 これを行う際には、 wcsnlen() は s が指すワイド文字列の最初の maxlen 文字しか見ず、決して s+maxlen 文字を超えて文字列を 参照することはない。

返り値

wcsnlen() 関数は、wcslen(s) の値が maxlen より小さけれ ば wcslen(s) を返す。あるいは、s が指すワイド文字列中の 最初の maxlen 文字に ヌルワイド文字が含まれていなければ maxlen を返す。

バージョン

wcsnlen() 関数は glibc バージョン 2.1 以降で提供されている。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

関数 wcsnlen() はスレッドセーフである。

準拠

POSIX.1-2008.

関連項目

strnlen(3), wcslen(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2013-11-25 GNU