TOUCH(1) | ユーザーコマンド | TOUCH(1) |
名前¶
touch - ファイルのタイムスタンプを変更する
書式¶
touch [OPTION]... FILE...
説明¶
各 FILE のアクセス日時と更新日時を現在時刻に更新します。
引数 FILE が存在しない場合、 -c または -h オプションが指定されない限り、 空ファイルが作成されます。
FILE 引数に - を指定した場合は、特別な動作となり、 標準出力に関係づけられているファイルの日時を変更します。
長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
- -a
- アクセス日時のみ変更する
- -c, --no-create
- ファイルを作成しない
- -d, --date=STRING
- 現在時刻の代わりに STRING を解釈して使用する
- -f
- (無視される)
- -h, --no-dereference
- シンボリックリンク参照先ではなくシンボリック自体に 影響を与える (シンボリックリンクのタイムスタンプを 変更できるシステムのみ有効)
- -m
- 更新日時のみ変更する
- -r, --reference=FILE
- 現在時刻の代わりに FILE のタイムスタンプを使用する
- -t STAMP
- 現在時刻の代わりに [[CC]YY]MMDDhhmm[.ss] 形式の STAMP で指定された時刻を使う
- --time=WORD
- WORD 指定した種類の時刻を変更する。 WORD が access, atime, use の場合は -a と等価。 WORD が modify, mtime の場合は -m と等価
- --help
- この使い方を表示して終了する
- --version
- バージョン情報を表示して終了する
-d と -t オプションでは異なった日時の形式を受け付けることに注意してください。
GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> touch の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/touch> にあります。 ローカルでは info '(coreutils) touch invocation' で参照できます。
日付文字列¶
--date=STRING は、ほぼフリーフォーマットで人間が読みやすい日付文字列です。 "Sun, 29 Feb 2004 16:21:42 -0800" や "2004-02-29 16:21:42" などが使用でき、 "next Thursday" といった指定もできます。 日付文字列には、カレンダーの日付、1 日の時刻、タイムゾーン、 週の曜日、相対的な時刻、相対的な日付、数字を表す要素を含めることができます。 空の文字列は、その日の最初を示しします。 日付文字列の書式は、ここで説明できるほど簡単ではないが、 info 文書には完全な説明が載っています。
作者¶
作者 Paul Rubin、 Arnold Robbins、 Jim Kingdon、 David MacKenzie、および Randy Smith。
著作権¶
Copyright © 2016 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later
<http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
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WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
touch の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および touch のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
- info touch
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2016年2月 | GNU coreutils |