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POSIX_OPENPT(3) | Linux Programmer's Manual | POSIX_OPENPT(3) |
名前¶
posix_openpt - 疑似端末 (pseudoterminal) デバイスをオープンする書式¶
#include <stdlib.h> #include <fcntl.h> int posix_openpt(int flags);
glibc
向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7) 参照):
posix_openpt(): _XOPEN_SOURCE >= 600
説明¶
posix_openpt() 関数は使用されていない疑似端末マスタデバイスをオープンし、 そのデバイスを参照するために使うファイルディスクリプターを返す。flags 引き数は、以下のフラグのうち 0 個以上の OR をとったビットマスクである。
- O_RDWR
- 読み書きのためにデバイスをオープンする。 普通はこのフラグを指定する。
- O_NOCTTY
- このデバイスをプロセスの制御端末としない。
返り値¶
成功した場合、 posix_openpt() は負ではないファイルディスクリプターを返す。 これは使用されていないディスクリプターのうち最小の値である。 失敗した場合、-1 が返されて、エラーを示すために errno が設定される。エラー¶
open(2) を参照すること。バージョン¶
posix_openpt() の glibc でのサポートはバージョン 2.2.1 以降で提供されている。属性¶
マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)¶
posix_openpt() 関数はスレッドセーフである。準拠¶
posix_openpt() は UNIX 98 疑似端末サポート (pts(4) を参照) の一部である。 この関数は POSIX.1-2001 で指定されている。注意¶
posix_openpt() 関数は POSIX において最近作られたものである。 System V (別名 UNIX 98) 疑似端末をサポートする UNIX 実装の中には、 この関数を持たないものもあるが、以下のようにして簡単に実装できる:int posix_openpt(int flags) { return open("/dev/ptmx", flags); }
posix_openpt() を呼び出すと、対応する擬似端末スレーブデバイスのパス 名が生成される。スレーブデバイスのパス名は ptsname(3) を使って取得 できる。スレーブデバイスのパス名はマスターデバイスがオープンされている 間だけ存在する。
関連項目¶
open(2), getpt(3), grantpt(3), ptsname(3), unlockpt(3), pts(4), pty(7)この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2014-06-03 |