deb-origin -
ベンダ固有情報ファイル
/etc/dpkg/origins/filename
/etc/dpkg/origins
にあるファイルは、Debian
パッケージを提供する様々なベンダの情報を提供する。ファイルはフィールド行や
'#'
で始まるコメント行からなる。各フィールド行は
Vendor や
Parent
といったフィールドタグで始まり、コロンの後にフィールド本体
(値)
が続く。フィールドがフィールドタグ以外で区切られることはない。言い換えると、フィールド本体のテキストは複数行にまたがっても構わない。ただし、インストールを行うツールは通常フィールド本体を処理する際にそれらを
1
行にまとめてしまう。
必須フィールド¶
- Vendor: vendor-name
- このフィールドの値によってベンダ名が決まる。
オプションフィールド¶
- Vendor-URL: vendor-url
- このフィールドの値によってベンダの
URL が決まる。
- Bugs: bug-url
- このフィールドの値によって、このベンダが使用しているバグトラッキングシステムの種類やアドレスが決まる。これは、mailto
URL や debbugs URL (例えば
debbugs://bugs.debian.org/ など)
といった値をとる。
- Parent: vendor-name
- このフィールドの値によって、このベンダの由来となるベンダ名が決まる。
Vendor: Debian
Vendor-URL: https://www.debian.org/
Bugs: debbugs://bugs.debian.org
関連項目¶
dpkg-vendor(1)
翻訳者¶
高橋 基信 <monyo@monyo.com>. 喜瀬
浩 <kise@fuyuneko.jp>. 関戸 幸一
<sekido@mbox.kyoto-inet.or.jp>. 鍋谷 栄展
<nabe@debian.or.jp>. 倉澤 望
<nabetaro@debian.or.jp>. 石川 睦
<ishikawa@linux.or.jp>. 鵜飼 文敏
<ukai@debian.or.jp>. 中野 武雄
<nakano@apm.seikei.ac.jp>.
翻訳校正¶
Debian JP Documentation ML <debian-doc@debian.or.jp>.