ATAN(3) | Linux Programmer's Manual | ATAN(3) |
名前¶
atan, atanf, atanl - 逆正接(arc tangent)関数
書式¶
#include <math.h>
double atan(double x); float atanf(float x); long double atanl( long double x);
-lm でリンクする。
atanf(), atanl():
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
説明¶
これらの関数は x の逆正接(arc tangent)の主値を計算する。 すなわち、 その正接(tangent)が x となるような値である。
返り値¶
成功すると、これらの関数は x の逆正接の主値をラジアン単位で返す。 返り値は [-pi/2, pi/2] の範囲となる。
x が NaN の場合、NaN が返される。
x が +0 (-0) の場合、+0 (-0) が返される。
x が正の無限大 (負の無限大) の場合、+pi/2 (-pi/2) が返される。
エラー¶
エラーは発生しない。
属性¶
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
atan(), atanf(), atanl() | Thread safety | MT-Safe |
準拠¶
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。
関連項目¶
acos(3), asin(3), atan2(3), carg(3), catan(3), cos(3), sin(3), tan(3)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2017-09-15 |