MQ_CLOSE(3) | Linux Programmer's Manual | MQ_CLOSE(3) |
名前¶
mq_close - メッセージキュー記述子をクローズする
書式¶
#include <mqueue.h>
int mq_close(mqd_t mqdes);
-lrt でリンクする。
説明¶
mq_close() はメッセージキュー記述子 (message queue descriptor) mqdes をクローズする。
呼び出し元のプロセスが mqdes 経由でこのメッセージキューに通知要求 (notification request; mq_notify(3) 参照) を設定している場合、通知要求は削除され、他のプロセスがそのキューに 対して通知要求を設定できるようになる。
返り値¶
成功すると、 mq_close() は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値を設定する。
エラー¶
- EBADF
- mqdes に指定されたメッセージキュー記述子が不正である。
属性¶
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
mq_close() | Thread safety | MT-Safe |
準拠¶
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
注意¶
プロセス終了時、もしくは execve(2) 実行時に、全てのオープンされたメッセージキューは自動的にクローズされる。
関連項目¶
mq_getattr(3), mq_notify(3), mq_open(3), mq_receive(3), mq_send(3), mq_unlink(3), mq_overview(7)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2020-08-13 | Linux |