INVOCATION_NAME(3) | Linux Programmer's Manual | INVOCATION_NAME(3) |
名前¶
program_invocation_name, program_invocation_short_name - プログラムの起動に使われた名前を取得する
書式¶
#define _GNU_SOURCE /* feature_test_macros(7) 参照 */ #include <errno.h>
extern char *program_invocation_name; extern char *program_invocation_short_name;
説明¶
program_invocation_name は、呼び出し元プログラムの起動に使用された名前を保持する。 内容は main() の argv[0] の値と同じだが、 program_invocation_name の方はスコープがグローバルである点が異なる。
program_invocation_short_name は、呼び出し元プログラムの起動に使用された名前の basename 部分を 保持する。つまり、この変数の内容は、最後のスラッシュ (/) とそれより前の 部分がある場合、 program_invocation_name からこの部分を削除したものとなる。
これらの変数は glibc のランタイムスタートアップコードで 自動的に初期化される。
準拠¶
これらの変数は GNU の拡張であり、 移植性が必要なプログラムでは使用すべきでない。
注意¶
Linux 独自のファイル /proc/[number]/cmdline でも同様の情報を得ることができる。
関連項目¶
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2017-09-15 | GNU |