CPROJ(3) | Linux Programmer's Manual | CPROJ(3) |
名前¶
cproj, cprojf, cprojl - リーマン球面への射影
書式¶
#include <complex.h>
double complex cproj(double complex z);
float complex cprojf(float complex z);
long double complex cprojl(long double complex z);
-lm でリンクする。
説明¶
これらの関数は、平面上の点をリーマン球の表面に射影する、つまり 複素平面の一つの軸へのコンパクト化 (one-point compactification) を行う。 有限な点 z はいずれも z 自身へ射影される。 無限の値を持つ全ての複素数は、一つの無限値に射影される。 もっと詳しく言うと、実数軸の正の無限大に射影される。
バージョン¶
これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
属性¶
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値 |
cproj(), cprojf(), cprojl() | Thread safety | MT-Safe |
準拠¶
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
注意¶
バージョン 2.11 以前の glibc の実装は違った動作 (リーマン球面への「立体」写像) を行う。
関連項目¶
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2015-04-19 |