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MODF(3) Linux Programmer's Manual MODF(3)

名前

modf, modff, modfl - 浮動小数点実数から、符号付き整数と小数部分を取り出す関数

書式

#include <math.h>
double modf(double x, double *iptr);
float modff(float x, float *iptr);
long double modfl(long double x, long double *iptr);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

modff(), modfl():

_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE

説明

これらの関数は、引数 x を整数部分と小数部分に分割する。 このとき、ふたつの値はともに x と同じ符号を持つ。 整数部分は iptr が指す場所に格納される。

返り値

これらの関数は x の小数部分を返す。

x が NaN の場合、NaN が返され、 *iptr に NaN が設定される。

x が正の無限大 (負の無限大) の場合、 +0 (-0) が返され、 *iptr に正の無限大 (負の無限大) が設定される。

エラー

エラーは発生しない。

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

インターフェース 属性
modf(), modff(), modfl() Thread safety MT-Safe

準拠

C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。

関連項目

frexp(3), ldexp(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2017-09-15