NAME¶
gfs_pio_set_view_index - fragment
単位のアクセスを指定する
SYNOPSIS¶
#include <gfarm/gfarm.h>
char *gfs_pio_set_view_index (GFS_File
gf, int
fragment_number , int fragment_index, char
*host, int flags);
DESCRIPTION¶
ファイルをフラグメント単位でアクセスすることを指定します。
新規作成したファイルの場合、必ず引数
fragment_number
にフラグメント
の総数を指定する必要があります。この値は、この並列ファイルを開く全て
のノードで、同じ値でなくてはなりません。既存のファイルの場合には、
ここに GFARM_FILE_DONTCARE
と書けば、指定を省略できます。もし
もし実際と異なる数を指定した場合には、この関数はエラーで失敗します。
引数
fragment_index には、
アクセスするフラグメントの番号を指定します。
引数
host
は、アクセスしたいホストを明示的に指定したい時に利用します。
指定が不要なら NULL
を渡せば省略できます。
引数
flag には、 GFARM_FILE_SEQUENTIAL
、 GFARM_FILE_REPLICATE 、 GFARM_FILE_NOT_REPLICATE
の論理和が指定できます。
これらは、下記を意味します。
- GFARM_FILE_SEQUENTIAL
- このフラグメントに関してはシーケンシャル・アクセスのみを行なうこと
を示します。
- GFARM_FILE_REPLICATE
- あらかじめ、ローカル・ノードにレプリカを用意してからアクセスすることを
指定します。GFARM_FILE_NOT_REPLICATE
とは排他的なオプションです。
- GFARM_FILE_NOT_REPLICATE
- 既にレプリカがある場合を除き、このノードにレプリカを用意しないこと
を指定します。GFARM_FILE_REPLICATE
とは排他的なオプションです。
この関数を呼ばない状態では、Gfarm
ファイルは global view
状態となっており、全てのフラグメントが結合された単一ファイルに見えます。
RETURN VALUES¶
- NULL
- 正常終了を示します。
- GFARM_ERR_NO_MEMORY
- メモリ不足のため処理を中止しました。
- GFARM_ERR_OPERATION_NOT_PERMITTED
- 指定したパス名が、フラグメント化ファイルではありません。
- GFARM_ERR_FRAGMENT_NUMBER_DOES_NOT_MATCH
- 指定したフラグメント総数が、不適切です。
- GFARM_ERR_INVALID_ARGUMENT
- 関数引数が不適切です。たとえば、ファイルの新規作成時に、
フラグメント総数として
GFARM_FILE_DONTCARE
を指定すると、このエラーが生じます。
- その他
- 上記以外のエラーが生じたことを示します。
SEE ALSO¶
gfs_pio_create(3),
gfs_pio_open(3),
gfs_pio_set_view_local(3)