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名前¶
rpmatch - 質問への応答が肯定か否定かを判定する書式¶
#include <stdlib.h> int rpmatch(const char *response);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
説明¶
rpmatch() は yes/no の質問に対するユーザからの応答を処理する。 国際化 (I18N) に対応している。返り値¶
response を検査した後、 rpmatch() は否定的な応答 ("no") と認識した場合は 0 を返し、 肯定的な応答 ("yes") と認識した場合は 1 を返す。 response の値を解釈できなかった場合は -1 を返す。エラー¶
返り値 -1 が返った場合、入力が不正であったか、他の何らかのエラーが あったことを意味する。返り値が 0 以外かどうかを確認するだけでは 十分ではない。準拠¶
rpmatch() はどの標準でも必須となっていないが、 Linux 以外にも利用できるシステムもいくつかは存在する。バグ¶
rpmatch() の実装は response の最初の 1 文字だけを見ているようである。その結果、 "nyes" は 0 を返し、 "ynever; not in a million years" は 1 を返すことになる。 入力文字列をもっと厳密に解釈した方がよいだろう。 例えば、 ( regex(7) で説明されている拡張正規表現を使って) ^([yY]|yes|YES)$ や ^([nN]|no|NO)$ で解釈するなど。例¶
以下のプログラムは、コマンドライン引き数で 指定された文字列を rpmatch() に渡した場合の結果を表示する。#define _SVID_SOURCE #include <locale.h> #include <stdlib.h> #include <string.h> #include <stdio.h> int main(int argc, char *argv[]) { if (argc != 2 || strcmp(argv[1], "--help") == 0) { fprintf(stderr, "%s response\n", argv[0]); exit(EXIT_FAILURE); } setlocale(LC_ALL, ""); printf("rpmatch() returns: %d\n", rpmatch(argv[1])); exit(EXIT_SUCCESS); }
関連項目¶
fgets(3), getline(3), nl_langinfo(3), regcomp(3), setlocale(3)この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.41 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2007-07-26 | GNU |