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XINIT(1) | General Commands Manual | XINIT(1) |
名前¶
xinit - X ウィンドウシステムの初期化コマンド書式¶
xinit [ [ client ] options ] [ -- [ server ] [ display ] options ]説明¶
xinit は X ウィンドウシステムのサーバと最初のクライアントを起動 する。このプログラムは /etc/init から直接 X を起動できないシステ ムや、複数のウィンドウシステムを利用する環境で用いられる。 最初に起動したクライアントが終了したとき、 xinit は X サーバを終 了させ、自分自身も終了する。 コマンド行でクライアントを指定していない場合、 xinit はユーザ のホームディレクトリにある .xinitrc ファイルを参照し、このファイ ルをシェルスクリプトとして実行してクライアントプログラムを起動する。 このファイルも存在しない場合、 xinit はデフォルトの動作として次の コマンドを実行する:.xserverrc を使う際には、実際に使う X サーバは必ず ``exec'' を使っ て実行すること。 これを行わないと、X サーバの起動や終了が遅くなることがある。 ``exec'' の使用例を以下に示す:
例¶
xinit を使う際のコマンド行引き数の指定の仕方の例を以下に示す。- xinit
- 名前が X であるサーバを起動する。そして、ユーザのホームディレク トリに .xinitrc があればこれを起動し、なければ xterm を起 動する。
- xinit -- /usr/X11R6/bin/Xqdss :1
- これは、他のディスプレイ上で特定のタイプのサーバを指定する方法である。
- xinit -geometry =80x65+10+10 -fn 8x13 -j -fg white -bg navy
- 名前が X であるサーバを起動し、デフォルトの xterm コマンド に指定された引き数を追加する。この指定があると .xinitrc は無視 される。
- xinit -e widgets -- ./Xsun -l -c
- コマンド .Xsun -l -c を使って X サーバを起動し、デフォルト の xterm に引き数 -e widgets を追加する。
- xinit /usr/ucb/rsh fasthost cpupig -display ws:1 -- :1 -a 2 -t 5
- ディスプレイ1 上で名前が X, 引き数が -a 2 -t 5 である X サーバを起動し、マシン fasthost上でリモートシェルを起動する。この リモートシェルはコマンド cpupig を実行し、このコマンドの画面はロー カルのワークステーション上に表示される。
xrdb -load $HOME/.Xresources xsetroot -solid gray & xclock -g 50x50-0+0 -bw 0 & xload -g 50x50-50+0 -bw 0 & xterm -g 80x24+0+0 & xterm -g 80x24+0-0 & twm
#!/bin/sh . /usr/local/lib/site.xinitrc
#!/bin/sh xinit /usr/local/lib/site.xinitrc -- /usr/X11R6/bin/X bc
環境変数¶
- DISPLAY
- この環境変数には、クライアントが接続するディスプレイの名前がセットされ る。
- XINITRC
- この環境変数には、初期状態でのウィンドウを起動するシェルのコマンドを記 述した初期化ファイルを指定する。デフォルトでは、ホームディレクトリの .xinitrc が使用される。
ファイル¶
- .xinitrc
- デフォルトのクライアントスクリプト。
- xterm
-
.xinitrc が存在しないときに実行されるクライアント。
- .xserverrc
- デフォルトのサーバスクリプト。
- X
-
.xserverrc が存在しないときに実行されるサーバ。
関連項目¶
X(7), startx(1), Xserver(1), xterm(1)著者¶
Bob Scheifler, MIT Laboratory for Computer ScienceRelease 6.5 | X Version 11 |