TEE(1) | ユーザーコマンド | TEE(1) |
名前¶
tee - 標準入力から読み込んだ内容を標準出力とファイルに書き込む
書式¶
tee [オプション]... [ファイル]...
説明¶
標準入力を各 FILE にコピーし、標準出力にも出力します。
- -a, --append
- 指定されたファイルに追加し、上書きしない
- -i, --ignore-interrupts
- 割込みシグナルを無視
- -p
- パイプ以外への出力への書き込みエラーで診断情報を出力する
- --output-error[=MODE]
- 書き込みエラー時の動作を指定する。下記の MODE の説明を参照
- --help
- この使い方を表示して終了する
- --version
- バージョン情報を表示して終了する
MODE で出力への書き込みエラー時の動作が決定されます。
- 'warn'
- すべての出力への書き込みエラー時に診断情報を出力する
- 'warn-nopipe'
- パイプ以外への出力への書き込みエラー時に診断情報を出力する
- 'exit'
- すべての出力への書き込みエラー時に終了する
- 'exit-nopipe'
- パイプ以外の出力への書き込みエラー時に終了する
-p オプションでのデフォルトの MODE は 'warn-nopipe' です。 --output-error が指定されなかった場合のデフォルトの動作は、 パイプへの書き込み時にエラーが発生すると直ちに終了し、 パイプ以外の出力への書き込みでのエラーについては診断情報を表示します。
GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> tee の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/tee> にあります。 ローカルでは info '(coreutils) tee invocation' で参照できます。
作者¶
作者 Mike Parker、 Richard M. Stallman、および David MacKenzie。
著作権¶
Copyright © 2016 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later
<http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO
WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
tee の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および tee のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
- info tee
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2016年2月 | GNU coreutils |