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TEE(1) ユーザーコマンド TEE(1)

名前

tee - 標準入力から読み込んだ内容を標準出力とファイルに書き込む

書式

tee [オプション]... [ファイル]...

説明

標準入力を各 FILE にコピーし、標準出力にも出力します。

指定されたファイルに追加し、上書きしない
割込みシグナルを無視
パイプ以外への出力への書き込みエラーで診断情報を出力する
書き込みエラー時の動作を指定する。下記の MODE の説明を参照
使い方を表示して終了する
バージョン情報を表示して終了する

MODE で出力への書き込みエラー時の動作が決定されます。

'warn'
すべての出力への書き込みエラー時に診断情報を出力する
'warn-nopipe'
パイプ以外への出力への書き込みエラー時に診断情報を出力する
'exit'
すべての出力への書き込みエラー時に終了する
'exit-nopipe'
パイプ以外の出力への書き込みエラー時に終了する

-p オプションでのデフォルトの MODE は 'warn-nopipe' です。 --output-error が指定されなかった場合のデフォルトの動作は、 パイプへの書き込み時にエラーが発生すると直ちに終了し、 パイプ以外の出力への書き込みでのエラーについては診断情報を表示します。

GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバグは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 詳細な文書 <https://www.gnu.org/software/coreutils/tee> (ローカルでは info '(coreutils) tee invocation' で参照可能)。

作者

作者 Mike Parker、 Richard M. Stallman、および David MacKenzie。

著作権

Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

関連項目

tee の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および tee のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

info tee

を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。

2021年5月 GNU coreutils