CHGRP(1) | ユーザーコマンド | CHGRP(1) |
名前¶
chgrp - グループの所有権を変更する
書式¶
chgrp [OPTION]... GROUP FILE...
chgrp [OPTION]... --reference=RFILE FILE...
説明¶
各ファイルのグループを GROUP に変更します。 --reference を指定した場合は、各ファイルのグループを RFILE のグループに変更 します。
- -c, --changes
- verbose モードと同様だが、変更が行われた場合にのみ出力する
- -f, --silent, --quiet
- ほとんどのエラーメッセージの出力を抑制する
- -v, --verbose
- 処理した各ファイルについて診断メッセージを出力する
- --dereference
- シンボリックリンク自身ではなく、シンボリックリンクの 参照先に対して操作を行う (これがデフォルトの動作)
- -h, --no-dereference
- 参照先のファイルではなくシンボリックリンクに適用する (意味があるのは、シンボリックリンクの所有権を変更 できるシステムの場合だけである)
- --no-preserve-root
- '/' を特別扱いしない (デフォルト)
- --preserve-root
- '/' に対する再帰的な操作を失敗させる
- --reference=RFILE
- GROUP の値を指定するのではなく RFILE のグループを 使用する
- -R, --recursive
- ファイルとディレクトリを再帰的に操作する
以下のオプションを使うと、-R オプションが併せて指定されたときにどのように 階層を辿るかの動作を変更できます。複数のオプションが指定された場合は、 最後に指定されたオプションだけが有効になります。
例¶
- chgrp staff /u
- /u のグループを "staff" に変更する。
- chgrp -hR staff /u
- /u とその配下のファイルのグループを "staff" に変更する。
GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバグは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 詳細な文書 <https://www.gnu.org/software/coreutils/chgrp> (ローカルでは info '(coreutils) chgrp invocation' で参照可能)。
作者¶
作者 David MacKenzie および Jim Meyering。
著作権¶
Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later
<https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO
WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
chgrp の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および chgrp のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
- info chgrp
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2021年5月 | GNU coreutils |