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AUTOCONF(1) ユーザーコマンド AUTOCONF(1)

名前

autoconf - コンフィギュレーションスクリプトの生成

書式

autoconf [OPTION]... [TEMPLATE-FILE]

説明

TEMPLATE-FILE が指定された場合、あるいは 'configure.ac' または 'configure.in' がある場合、そこからコンフィギュレーションスクリプトを生成します。TEMPLATE-FILE が指定された場合は、結果を標準出力します。そうでない場合は 'configure' に出力します。

オペレーションモード:

このヘルプを表示して終了します。
バージョン番号を表示して終了します。
詳細な報告を出力します。
一時ファイルを削除しません。
ファイルがすべて古いものとして扱います。
出力結果を FILE に保存します(デフォルトは stdout です)。
警告をカテゴリー別に表示します。

警告カテゴリーは以下のとおりです:

クロスコンパイルに関する問題。
GNU コーディング標準(デフォルトは gnu および gnits モード)。
古い機能や構成(デフォルト)。
Automake ルールや変数に対するユーザーの再定義。
移植性に関する問題(デフォルトは gnu および gnits モード)。
portability-recursive
ネスト化した Make 変数(デフォルトは -Wportability)。
不十分なツールに関連した移植性に関する問題。
疑わしい構文構造(デフォルト)。
非対応または不完全な機能(デフォルト)。
警告メッセージすべて。
カテゴリー別の警告表示を行いません。
警告メッセージをすべて表示しません。

環境変数 'M4' と 'WARNINGS' は優先処理されます。

ライブラリディレクトリ:

検索パスを DIR とします。
検索パスに DIR を追加します。

トレース:

マクロの呼び出し一覧を表示します。
さらに Autoconf の初期化プロセスをトレースします。

トレースモードの場合、コンフィギュレーションスクリプトは生成されません。FORMAT のデフォルトは '$f:$l:$n:$%' です。FORMAT に関する詳細は 'autom4te --help' を参照してください。

著者

David J. MacKenzie, Akim Demaille

バグ報告

バグ報告は <bug-autoconf@gnu.org> までご連絡ください。
GNU Autoconf ホームページ: <https://www.gnu.org/software/autoconf/>
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <https://www.gnu.org/gethelp/>

著作権

Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+/Autoconf: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>, <https://gnu.org/licenses/exceptions.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

関連項目

autoconf(1), automake(1), autoreconf(1), autoupdate(1), autoheader(1), autoscan(1), config.guess(1), config.sub(1), ifnames(1), libtool(1).

autoconf の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。infoautoconf の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド

info autoconf

を実行して完全なマニュアルを参照できます。

2021年1月 GNU Autoconf 2.71