AUTOHEADER(1) | ユーザーコマンド | AUTOHEADER(1) |
名前¶
autoheader - configure 向けのテンプレートヘッダーファイルを生成
書式¶
autoheader [OPTION]... [TEMPLATE-FILE]
説明¶
'configure' が利用する C 言語の '#define' 文によるテンプレートファイルを生成します。処理実現のために TEMPLATE-FILE や 'configure.ac' があればそれを読み込みます。そうでなければ 'configure.in' を読み込みます。
- -h, --help
- このヘルプを表示して終了します。
- -V, --version
- バージョン番号を表示して終了します。
- -v, --verbose
- 詳細な報告を出力します。
- -d, --debug
- 一時ファイルを削除しません。
- -f, --force
- ファイルがすべて古いものとして扱います。
- -W, --warnings=CATEGORY
- 警告をカテゴリー別に表示します。
警告カテゴリーは以下のとおりです:¶
- cross
- クロスコンパイルに関する問題。
- gnu
- GNU コーディング標準(デフォルトは gnu および gnits モード)。
- obsolete
- 古い機能や構成(デフォルト)。
- override
- Automake ルールや変数に対するユーザーの再定義。
- portability
- 移植性に関する問題(デフォルトは gnu および gnits モード)。
- portability-recursive
- ネスト化した Make 変数(デフォルトは -Wportability)。
- extra-portability
- 不十分なツールに関連した移植性に関する問題。
- syntax
- 疑わしい構文構造(デフォルト)。
- unsupported
- 非対応または不完全な機能(デフォルト)。
- all
- 警告メッセージすべて。
- no-CATEGORY
- カテゴリー別の警告表示を行いません。
- none
- 警告メッセージをすべて表示しません。
- error
- 警告をエラーとして扱います。
ライブラリディレクトリ:¶
- -B, --prepend-include=DIR
- 検索パスを DIR とします。
- -I, --include=DIR
- 検索パスに DIR を追加します。
著者¶
Roland McGrath, Akim Demaille
バグ報告¶
バグ報告は
<bug-autoconf@gnu.org>
までご連絡ください。
GNU Autoconf ホームページ:
<https://www.gnu.org/software/autoconf/>
GNU
ソフトウェアの全般的なヘルプ:
<https://www.gnu.org/gethelp/>
著作権¶
Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc. License
GPLv3+/Autoconf: GNU GPL version 3 or later
<https://gnu.org/licenses/gpl.html>,
<https://gnu.org/licenses/exceptions.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO
WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
autoconf(1), automake(1), autoreconf(1), autoupdate(1), autoheader(1), autoscan(1), config.guess(1), config.sub(1), ifnames(1), libtool(1).
autoheader の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。info と autoheader の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド
- info autoheader
を実行して完全なマニュアルを参照できます。
2021年1月 | GNU Autoconf 2.71 |